一世を風靡したキューサー青汁CMで定着した苦味

青汁の苦味は原材料に起因しており、中でもケールは独特な味をしています。その反面、大麦若葉や明日葉で代替えされた青汁は飲みやすくなっています。しかし栄養素だけで見ればやはりケールの方が優れています。
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青汁の苦味が齎す心的効果も期待できる!?どっちが効果あるか検証

苦味=青汁の代名詞

「あ゛ぁ゛~、不味いぃ。もう一杯!!」

元プロ野球選手、八名信夫出演で一躍一斉を風靡した昭和の名CM「キューサイ青汁」での衝撃的なセリフです。
脳裏に残るこのCMの影響もあり「苦味」「不味さ」は青汁の代名詞となりました。

この独特な口当たりが人間の味覚を虜にし、それから30年が経過した現代でも青汁は健康食品の王として君臨しています。

ここではそんな「苦味」の正体を解明していきましょう。

苦味の原因

青汁の原料として有名なものに「ケール」と「大麦若葉」があります。
その他、商品によってクロレラや明日葉などがありますが、ケールや大麦若葉はほとんどの商品に含まれています

このあまり聞き慣れない葉野菜の「ケール」ですが、キャベツによく似ており、
日本では「羽衣甘藍(はごろもかんらん)」や「緑葉甘藍(りょくようかんらん)」とも呼ばれています

また、その高い栄養価から「野菜の王様」という異名を持ちます
ケールは栄養価が高いものの独特な苦味や青臭さがあるのが特徴で、青汁特有の苦味はこのケールが原因となっているのです。

苦味の素成分

苦味の主因はやはり原材料、青汁は「生の緑黄色野菜を絞った汁」の事なので原料の野菜が持つ自然本来の味という訳です。

スルフォラファン

栄養価の高さ故に多くの青汁で配合されているのがケールですが、
このケールに含まれるスルフォラファンという成分が苦味の大本になっています。

身体の抗酸化・解毒の補助」「肝機能の活性化」「新陳代謝促進」と、
多くの研究結果で効能が証明されているスルフォラファンですが、特徴的な味でも有名です。

表現が難しいものの、敢えて言うならゴーヤに近い味と言う人もいます。

苦味を消さない理由

現代の食品加工技術を持ってすれば、煮るなり焼くなりでいくらでも味の調整はできます。

しかし、茹でたり炒めたり加熱する調理の過程で元々の栄養成分が壊されたり、水に流れ出てしまい生の状態よりもミネラルやビタミンなどの栄養素が失われてしまいます

健康のためにと緑黄色野菜をせっかく摂取していても栄養素が失われてしまっていては効果も半減してしまっては本末転倒ですよね。

野菜の持つ栄養素を出来る限り劣化させずにカラダに取り入れるため、味よりも効果を優先した結果なのです。

苦い青汁は栄養たっぷり?

不味いものよりも美味しいものを食べたいと誰もが思うのと同じで、苦いものも出来れば敬遠したいものです。

しかし、この苦味の代表格「ケール」はとても高い栄養価をもっています。
つまり、苦味が強ければ強いほどケールがたくさん含まれているという証拠ともいえ、栄養価も高いといえます。

一方、ケールと並んで青汁の原料として知られている大麦若葉はケールと比べると苦味が少なく飲みやすいため、
近年ではケールと並んで青汁の原材料に名を連ねています。

一つ一つの栄養価はというと大麦若葉はケールよりも劣る部分が多いですが、
バランスよく栄養を含んでおり抗酸化作用が高いのが特徴の一つです。

何種類かブレンドされた青汁よりもケール100%のほうが栄養は確かに高いですが、
どれだけ高い栄養を含んでいたとして苦くてとても毎日続けられないというようであれば意味がありません。

大麦若葉の青汁が人気を集めているのもこれらの理由から納得できます。

青汁を健康のためにも取り入れるのであれば、栄養面だけではなく毎日無理なく飲み続けられるかどうかという部分がとても大切になってきます。

青汁を選ぶ際は継続できるかどうかをまず一番に考えるようにするとよいでしょう。

苦味がもたらす心理的効果

青汁の苦味の心理的効果について

「良薬口に苦し」という言葉がありますが、人は苦いほどよく効くと思いがちです。
漢方薬などを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。

全く効果がない偽物の薬を本物と同じ形状にして飲ませる事で、本物だと思いこみ病気が治ったり改善するという心理的作用の事を「プラシーボ効果と言いますが、青汁が苦いほどよく効くと思ってしまうのもこのプラシーボ効果だと言えます。

栄養面だけではなく、このような心理的作用によっても「元気になった」「疲れがとれた」などという効果をもたらしてくれる場合があるので、敬遠しがちな苦味もある意味では青汁のメリットと言えるのかも知れません。

進化し続ける青汁

健康志向ブームなどから健康食品の「青汁」も注目を浴びるようになり、今では年齢に関係なく幅広い人気を誇っています。

人気に伴い敬遠しがちだった苦味に関しても飲みやすいように改良され、
はちみつ入りの青汁やフルーツ青汁など今では実に様々な種類の青汁が販売されています。

野菜が苦手な子供でもジュース感覚で飲めるため、子供の栄養バランスを考えて取り入れている人も多いようです。
苦味が少ない大麦若葉を原料にした青汁が人気を集めているのも飲みやすさを追求した結果でしょう。

とはいえ、もちろん今までの苦味のある青汁も変わらず人気です。

どちらを選ぶかは人それぞれ好みもあるのでいろいろ調べて購入するようにしましょう。
このように青汁は進化し続けており、青汁=苦いという図式は今では過去のものといっても過言ではないかもしれません。